
このようなことで、
ひとりで悩んでいませんか。
- いつも
飲みすぎてしまう - 飲んだ翌日は
何も手につかない - お酒を控えるよう言っても
聞いてくれない
一つでも当てはまる方へ
アルコール依存症は、
つながることで回復できる病気です。
飲酒の問題は、体調や気分だけでなく、仕事やご家族にも影響が広がります。
ご本人やご家族が抱え込まず、適切な治療につながることが大切です。
治療からその後の生活までを
視野に入れたプログラムを
用意しています。
新阿武山病院では、身体からアルコールを抜く治療にはじまり、断酒を続けるためのプログラム、退院後の地域生活につながる取り組みまで、用意しております。

futures
切れ目なく関わる医療
reason
お酒と上手く距離を
置けないのには
理由があります。
お酒を減らしたいのにうまくいかない背景には、アルコールによる「脳の機能の変化」が関係しています。
単純な意志の問題ではなく、下記のような状態を引き起こす病気なのです。
-
使用制御障害
飲みすぎないように
常に我慢が必要 -
離脱
お酒を控えると
不眠やストレスを感じる -
渇望
些細なことがきっかけで
お酒が飲みたくなる
過度な飲酒
による悪影響
筋力の低下、疼痛、神経障害、肝障害や糖尿病、認知症といった身体的な問題、酩酊による事故や人間関係の悪化、職場での立場の悪化といった社会的問題、抑うつや不安といった心理的問題など、飲酒によって起こる様々な問題をアルコール関連問題や酒害と呼んでいます。
アルコールと
こころの不調の関係
アルコール依存症はさまざまな身体疾患、精神疾患と同時に起きます。アルコール依存症と他の精神疾患の合併には下記の4つのパターンが考えられます。
- 共通の原因(ストレス等)や偶然の合併
- 長期の大量飲酒が引き起こしたもの
- 憂うつや不眠をお酒で紛らわした結果
- 飲酒をやめた際の離脱症状として現れるもの
FLOW
治療の流れをご案内します。
治療の第一歩は受診から
飲酒するしないは別に、アルコール依存症の予防は病院につながったかどうかが影響します。

01解毒期間(約6週間)
体内にアルコールや薬物があるのが当たり前になった脳では、体内のアルコールが抜けたあとも、離脱と呼ばれる症状が残ります。具体的には、不眠・抑うつ・躁状態・情緒不安定・怒りっぽい・切れやすい・注意集中力が落ちる・記憶力が落ちるといったメンタル面に現れる症状と、全身がかゆい・痛い・体調が不良・全身倦怠感といった身体に現れる症状といった多彩な現れ方をします。これらの症状に誤った対処をしますと、新たな問題が出現します。例えばアルコール依存に加え、薬物依存を発症させたり、ご家族や医療者との関係を悪化させたりします。これらは外来通院でも治療可能ではありますが、入院治療を行った方が安全です。

02再飲酒予防
実際にお酒を必要としない暮らしを送るために、『理屈ではお酒を飲んではいけないことはわかっていてもお酒が欲しくなる症状(渇望)』が起こることを予防するための知恵や工夫を身につけるための勉強会と、薬物療法が行われます。これらは、外来でも可能ではありますが、入院治療を行った方が効果的です。

03回復期リハビリテーション
お酒を飲まない暮らしを続けるうちに、今まで飲酒をしたことで失ったものや手に入れることができなかったもの(例えばご家族や職場との信頼関係、自分自身への信頼、お酒以外にリラックスしたり幸せを感じたりするもの)に気づくようになります。これらを取り戻していく、もしくは新たに築き上げていく作業が行われます。これは主に外来を中心に行われます。

Hospital treatment
アルコール依存症
の入院治療
入院治療では、安全な解毒とアルコール依存症リハビリテーションプログラムを提供します。プログラムは男性12週間、女性10週間の期間でご用意しております。
入院後4泊5日は観察期間として、主に離脱症状の改善を図りつつ、アルコールによる身体的ダメージの治療を行うため、外出等はお控えいただいています。開放病棟での治療となりますので、状態が安定していれば日中は自由に外出できます。
病状に合わせて外出や外泊を重ね、退院後の生活イメージを持っていただきます。

program
アルコール依存症の
リハビリテーション
プログラム
知ること、聴くこと、語ること
を中心に様々なプログラムを
ご用意しております。
01
生物学的背景
医師によるアルコール依存症についての講義。病気のメカニズムについて学習します。
02
アルコール
基礎講座
医師、精神保健福祉士、栄養士、薬剤師がそれぞれの立場からアルコール依存症に関する講義を行います。
03
院内例会
体験談を中心にお互いの経験を分かち合う会です。入院されている方と外来通院されている方が参加されます。
04
グループ
ミーティング
少人数のグループでテキストを使った学習や分かち合いを行います。今までの生活を振り返り、お酒を飲まない生活について考えます。
05
レディース
ミーティング
女性の方を対象に行っているミーティングです。テキストを使いながら、症状への対処の方法を増やすことを目的としています。
06
りまいんど
入院中・外来通院中の女性の方の合同ミーティングです。“言いっぱなし・聞きっぱなし”の形式で、自らの“体験談”を語る場としています。
Q&A
よくあるご質問
Q.本人が受診を嫌がっています。家族だけでも相談できますか。
はい。ご家族からのご相談も受け付けています。
アルコール依存症は、ご本人だけでなくご家族にも大きな影響を及ぼす病気です。新阿武山病院では、家族教室やつどいも行っており、まずはご家族が病気について正しく理解し、関わり方を整理していくことも大切にしています。
Q.入院が必要かどうかわかりません。
入院が必要かどうかは、診察の際に一緒に考えていきます。
今の段階で決まっていなくても問題ありません。医師がご本人の状態や生活状況をお伺いし、今後の方向性を整理します。外来通院から治療をスタートされる方もいらっしゃいますので、まずは一度ご相談ください。
Q.体の症状がある場合でも相談できますか。
はい、ご相談いただけます。
アルコール依存症は、肝機能障害などの身体の不調(合併症)を伴うことが少なくありません。新阿武山病院では必要に応じて内科的な治療を行ったり、他の専門医療機関と連携して関わったりしながら治療を進めます。気になる身体の症状があれば、診察時に医師へお伝えください。
Q.退院後にまた元に戻ってしまわないか心配です。
ご不安を一人で抱えないよう、退院後も切れ目なく関わってまいります。
新阿武山病院では、外来通院を継続していただきながら、デイケアや自助グループ(断酒会やAAなど)への参加をご案内しています。同じ目標を持つ仲間とつながり、ご自身で「飲まない方法を身につける」ための場を継続して提供しております。
Q.仕事や生活への影響が不安です。
そのご不安について、専門スタッフがお話を伺い、一緒に整理していきます。
新阿武山病院には精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)が在籍しており、休職や復職に向けた不安や、各種公的制度(自立支援医療制度や傷病手当金など)の活用について一緒に確認していきます。治療と生活のバランスについて、これからどうしていくかを共に考えてまいります。


overview
病院概要
| 病院名 | 特定医療法人 大阪精神医学研究所 新阿武山病院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒569-1041 大阪府高槻市奈佐原4丁目10番1号 |
| 電話番号 | 0570-084-111 |
| 初診受付時間 | 月曜日~土曜日 午前9:00~11:30 休診日:日曜・祝日・年末年始(12/29~1/3)・創立記念日(12/13) |
| 診療科 | 精神科・神経科・内科 |
| アルコール依存症への主な対応 | 離脱症状のケア、身体合併症への対応、入院専門治療、アルコール依存症リハビリテーションプログラム、断酒会・AAへの参加支援、家族教室 |
| 病床数 | 届出病床:269床 アルコール治療専門病棟:56床 |
| 家族からの相談 | 家族教室を開催しており、ご家族が病気を理解し、向き合い方を整理する機会があります。 |






