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疾患・治療

アルコール依存症リハビリテーションプログラム

対象となる方

  • 「飲酒をするといつも飲みすぎてしまう」「やめようと思ってもなぜか飲んでしまう」といった、お酒の飲み方でお困りの方
  • 飲酒量をコントロールできない、お酒を減らそうとすると不眠やストレスを感じる、些細なことでまたお酒を飲みたくなるなどの状態にある方

など

プログラムの目的

アルコールに関わる問題を整理し、健康的な生活を取り戻すことを目指します。

アルコール依存症は、個人の性格や意志の問題ではなく、常習的な飲酒によって脳の機能が変化した結果生じる病気とされています。プログラムを通して病気について知り、ご自身の状態に気づくことで、飲酒欲求との付き合い方や、お酒を手放した生活について考えていきます。

具体的な流れ

当院の入院治療では、身体的な治療(解毒)とリハビリテーションプログラムを提供しています。

入院期間の目安は、男性12週間、女性10週間です。

治療段階 主な症状・課題 治療内容・目的 推奨される治療環境
①解毒期間
(約6週間)
離脱症状
精神面:不眠、抑うつ、情緒不安定など
身体面:かゆみ、倦怠感、体調不良など
誤った対処による新たな依存発症や関係悪化を防ぎ、安全にアルコールを抜く治療を行います。 外来も可能ですが、入院治療が安全です。
②再飲酒予防 渇望
理屈ではいけないとわかっていても、お酒が欲しくなる症状
勉強会や薬物療法を通じて、渇望を予防し、お酒を必要としない暮らしを送るための知恵や工夫を身につけます。 外来も可能ですが、入院治療が効果的です。
③回復期
リハビリ
テーション
生活基盤の再構築
飲酒によって失ったもの(家族・職場との信頼、自分自身への信頼など)への気づき
信頼関係を取り戻し、お酒以外でリラックスしたり幸せを感じたりできる新たな生活を築き上げます。 主に外来を中心に行われます。

プログラム内容

知ること、聴くこと、語ることを中心に様々なプログラムをご用意しております。

  • 生物学的背景

    医師によるアルコール依存症についての講義や病気のメカニズムについて学習します。

  • グループミーティング

    少人数のグループでテキストを使った学習や分かち合いを行います。今までの生活を振り返り、お酒を飲まない生活について考えます。

  • アルコール基礎講座

    医師、精神保健福祉士、栄養士、薬剤師がそれぞれの立場からアルコール依存症に関する講義を行います。

  • 院内例会

    体験談を中心にお互いの経験を分かち合う会です。入院されている方と外来通院されている方が参加されます。

  • レディースミーティング

    女性の方を対象に行っているミーティングです。テキストを使いながら、症状への対処の方法を増やすことを目的としています。

  • りまいんど

    入院中・外来通院中の女性の方の合同ミーティングです。“言いっぱなし・聞きっぱなし”の形式で、自らの“体験談”を語る場としています。

期待される効果

専門チームのサポートのもと、同じ課題を抱える仲間と共にお酒を必要としない暮らしについて考えることで、飲酒欲求との付き合い方や予防のための工夫を身につけることが期待できます。

また、お酒を飲まない生活を続けることで、ご家族や職場との信頼関係の再構築や、お酒以外にリラックスできる方法を見つけるなど、新たな生活基盤を築いていくことにつながります。

皆さんの困りごとご相談ください

「家族の飲酒に困っていてどうしたらいいかわからない」「お酒の飲み方が変わって、生活に支障が出ている」などアルコールに関するお困りごとについてご相談ください。ご本人だけでなくご家族や支援機関からの相談もお受けしています。一緒に解決の方法を探していきましょう。ご連絡、お待ちしています。

新阿武山病院 地域連携室

受付時間:
月曜日~土曜日 午前9:00~午後5:00
休診日:
日曜日・祝日、年末年始(12/29~1/3)、
創立記念日(12/13)